1947-11-26 第1回国会 参議院 治安及び地方制度委員会 第18号
黒川 武雄君 岡田喜久治君 鬼丸 義齊君 青山 正一君 岡本 愛祐君 岡元 義人君 小野 哲君 柏木 庫治君 駒井 藤平君 阿竹齋次郎君 公述人 東京都知事 安井誠一郎君 東京辯護士會長
黒川 武雄君 岡田喜久治君 鬼丸 義齊君 青山 正一君 岡本 愛祐君 岡元 義人君 小野 哲君 柏木 庫治君 駒井 藤平君 阿竹齋次郎君 公述人 東京都知事 安井誠一郎君 東京辯護士會長
○石川委員長代理 日程第七、民法の一部を改正する法律案修正に關する陳情書、全日本辯護士會、第一東京辯護士會提出、文書表第二〇三號を議題といたします。村專門調査員の御説明を願います。
東京辯護士會からも、本院に對しましてその旨の陳情があつたのであります。私ども委員としてこの陳情を受けたのでございますけれども、法案がすでに何ゆえか貴族院で先議をされまして可決をされておりました。そうしてまた司法省の方はその成立を非常に急ぐというような客觀的な事情もあつたためにその實現をみることができなかつたのであります。
と明定されているのでありまして、從つて私権はあくまでも個人の権利でなければならぬにもかかわりませず、この重要なる新憲法に基く民法の改正法案の冒頭において「私権ハ總テ公共ノ福祉ノ為メニ存ス」という規定は、これは實に時代逆行を示すものではないかと疑われるのではございまして、先般全日本辯護士會竝びに第一東京辯護士會から出されております修正案をまつまでもなく、かくのごとき思想はすでに大部分の学者もこの點において